鉄道事業部 車両製作所 新車工場

 

形式

国鉄 マヤ34
(その3)

製造

神戸重工本社新工場

構成をいろいろ悩みましたが、ようやく配管曲げ治具を追加で製作しました。

治具の構成は前回作ったものと同じで、真鍮板と帯板の組合せる簡単なものです。

今度は配管を揃えす為の治具の製作です。

ちょっと見にくいですが、3mm幅と1mm幅の帯板の組合せです。

ベーク板を介してキッチリと帯板同士が密着する様に保持した上ハンダ付けしました。
組合せた帯板をカットして真ん中の状態にします。

同じパーツを9組作りました。
さらに3組ずつ組合せ、高さ出しの帯板をハンダ付けして治具の完成です。
曲げ治具で曲げた配管を治具をかまして3本の平行を出した上でハンダ付けします。
車端の配管もご覧の形で位置出しを行いました。
何とか仕上がった車端の配管です。

完全に3本揃っていませんが、まあOKレベルでしょうか・・・。。
車端の配管に締切コックを付けたい所ですが、配管の前後寸法の狭さを優先してしまったので、どうやって取り付けるかまたまた悩み所になってしまいそうです。
実物の配管とは違っていますが、こちらの見え方も良い感じです。
横梁の高さを上げた時に中梁をどうするかと言う問題も、先日の北海道旅行時のスユニ50の写真で解決しました。

車輪の上に見える縦梁が、横梁と同じ高さである事がわかります。
縦梁に1mm真鍮角線を追加しました。




(100829)
反対側の配管も治具のおかげで短時間で組み上げる事ができました。
端末の配管にはエコーモデルの締切コックの下半分をカットしてハンダ付けしました。

この手の小物のハンダ付けには先日導入した60Wのハンダごてが大活躍しています。
エアータンク周りの配管もまとまりました。
サーチライトにはΦ0.3mmの穴をあけておきます。
エアタンクの反対側にはブレーキ制御装置を取り付けました。

配管の配置は正しいかどうか分かりませんが、狙いの入り組んだ感は出す事が出来たと思います。



(100905)。
ATS車上子はエコーモデルのエッチングパーツを利用します。

これも60Wハンダごてのおかげでハンダのはみ出しを少なく仕上げる事が出来ました。
パーツのままですと床板の取り付けが出来ないので、片運用のパーツのステー部分を継ぎ足しました。
床板にタップを切ってM2mmのネジで取り付けました。
台車部分はt0.4mmの真鍮板を切り出して梁形状の表現を行いましたが、ボルスターを逃げる為、やむなく幅10mmとしました。

仕方ないとは言え、ちょっと幅が広すぎますね・・・。 ここの表現方法は今後の課題となりそうです。
車端のステップはt0.3mm x 0.7mm幅の帯板で作りました。

曲げる部分には三角ヤスリで溝を付けましたので、カッチリと角を出せています。
床板に000番の糸のこで溝を作り、ハンダ付けしました。
床下周りのハンダ付けはこれで終了なので、ブラスクリーンでの処理後 中性洗剤とクレンザーで洗浄しました。
床下機器の肉抜き穴はt0.3mmの真鍮板を切り出し、ゴム系で接着しました。
車端のジャンパ栓受けはボナ ファイデ プロダクツさんに分売して頂いたパーツをエポキシ系で接着しました。

エアーホースは手持ちのエンドウ製を取り付けましたが、ハンダごてがまわらなかったので、こちらもエポキシ系で接着しています。
床下周りが完成しました。 この後、車体が完成後に一緒に塗装する事にします。



(100912)

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