鉄道事業部 車両製作所 新車工場

 

形式

国鉄 マヤ34
(その4)

製造

神戸重工本社新工場

基本的には車体はそのままとしたかったのですが、テールライトの位置が内側に寄り過ぎているのと、ジャンパ栓が床下とつじつまが合わなくなったので、修正する事にしました。

手芸用ポンチでΦ2mmの紙片を作り、黒色瞬着で穴埋めしました。

測定窓は縦桟が無い最近の仕様だったので、0.4mm厚、0.8mm幅の真鍮帯板で桟を追加しました。

ここで気づきましたが、この観測窓の本体、真鍮製でした!

テールライトケース、ボナ ファイデ プロダクツさんに分売して頂いたジャンパ栓を接着しました。

ジャンパ栓上の補強用チャンネルは1mmx1mmのアングルで表現しました。
実車はチャンネルの下側の長さが短いので、アングルでも雰囲気が出せたのではないかと思います。
反対側です。

渡り板は手持ちのエコーモデルの旧国半流用の裏を削って代用しています。
外しておいた手すりを取り付けて車体もほぼ完成となりました。




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車体も仕上げの段階なので、当社標準となりました取っ手と取り付け台座の製作です。

いつもの様にt:0.2x0.5mm幅の洋白帯板の中心にΦ0.3mmの穴をあけました。

画像の黒くマジックで塗ってある所がほぼセンターに穴があいている箇所です。

今回の成功率は5割弱。 まだまだ修行が足りませんね。
マヤ34ではこのパーツが10個も必要なので、簡単なカット治具を作りました。

と、言っても真鍮板にΦ0.3mmの真鍮線を植え込んだだけです。
ご覧の様に帯板をセットしてニッパーでカット後、ヤスリで切断面を仕上げます。
反対側もピンセットで押さえつつ同様の作業を行います。

これで、長さの揃った取っ手台座が量産できると言う訳です。

形が整ったらエッチングプライマーを筆塗りして準備完了です。
マヤ34の側面の乗務員扉には全て下側にも取っ手が付いています。

まず、下側は真鍮帯板の幅方向を治具代わりにして位置出しの上、少量のシンナーで固着します。
通常の取っ手の位置は幅広の帯板の長さを合わせて治具としました。



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室内を緑灰色に塗りました。

色々なウェブサイトをお邪魔しましたが、はっきりとした結論は出せませんでした。

クリームに塗られている画像も見ましたが、私のマヤ34には室内が目立つ様に緑灰色にしてみました。
室内側をマスキングして黄色を塗りましたが、サーフェーサーの灰色が隠れてくれません。

そこで、白を塗って下地作りを行いました。

白と言っても手持ちの東海道新幹線色です。 改めて確認した所、これって灰色だったんですね・・・。

まあ、元々こういう使い方の為に買ってもっていたものですから、全然問題ありません。



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さて、このマヤ34、実は昨年9月に完成しているのですが、頂いたMさんにまだ見て頂いていなかった為、更新が止まっておりました。

一昨日、MさんとUさんにお会いして、完成状態を見て頂けたので、続きをご披露します。

下地の白の上にマッハの黄色で全体を塗り、上側0.7mm 下側1.0mmのマスキングテープで帯部分をマスキングしました。
続いてマッハのブルートレイン青を吹き付けました。
マスキングテープを剥がす前はいつもドキドキです。
うーん、案の定帯が曲がっていました・・・。 細いマスキングをする時はガイドになる様な物に合わさないと直線は出ないですね。
曲がりが目立つ箇所だけ塗り直します。

まず、下側の直線を決めて、下半分をマスキングします。
次に上半分をマスキングしました。

マスキングの際、幅を合わせる為に1.0mm幅のテープを下側に合わせ貼り付け、その上側をガイドにマスキングテープを貼り付けます。

その後、1.0mm幅のマスキングテープを剥がして準備完了です。

新幹線白をもう一度塗った上で黄色を塗り直す事で、何とかリカバリー出来ました。
上側は問題ありませんでした。
靴ズリは下側をマスキングテープで保護した上で磨き出しました。
反対側です。 洋白の鈍い光り方が良い感じです。
今回車輪の踏面残しはマスキングテープを使用しました。
車体の乾燥待ちの間に室内を作りました。

紙に展開図を印刷し、その後カッターで切り出しました。
内装色を吹き付けました。

椅子はエンドウの運転席パーツにポスカで色を塗りました。

テーブルはプラ板とプラ角棒でざっと作り、同じくポスカで色を入れています。




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仕切り板は車体側に接着しました。
椅子・テーブル 機器台は床板側に接着しました。

ただ、椅子はレール方向に並ぶのが正解ですが、配置の都合で枕木方向に取り付けを行いました。

TMSコンペ出品締切の2日前に何とかここまでこぎつけたので、インレタ貼り付け等の細かな作業の画像は撮っていませんでした・・・。


完成写真はこちらからどうぞ。



(110206)

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