アジアの鉄道

Kobe Heavy Inderstry (Thailand) Co., Ltd

① インド国鉄 (その2)

駅の探索をしていると、乗車する特急列車が入線してきました。

推進運転で入ってきましたが、おそらく先程の入れ換え機が担当していると思われます。

テールランプは一つ目でその上のX印は反射板なのでしょう。

15両編成の1号車からはカニ24のような唸り声が聞こえます。

編成両端の1号車と15号車は荷物 電源合造車です。 もちろん唸り声はディーゼル発電機の音ですね。

ちらっと見える台車ですが、さすが特急列車だけあって、空気バネを使っているようですね

2号車~15号車は全て一等車のモノクラス編成です。

日本のナハ10とオロネ10の合いの子の様な車両です。

側面の標記は「A.C. FIRST CLASS」 窓周りはブルー、腰板周りはグレーの塗装です。

専用編成なのか車体中央には「SHATABDI EXRESS」のステッカーが貼ってあります。

その下はインド国鉄のステッカーです。

行き先表示板はニューデリーが固定。 もう一方はサボを入れる方式です。

C・9はもちろん9号車の意味です。

客室扉にはこの車輌の予約リストが貼ってあります。

もちろん、ここにも私の名前がありました。

ホームでは車内サービス用の飲食物の整理に大忙し。

このスタッフの皆さんは私服で仕事をしていました。

何故かまずお花のサービスです。

鉄道に限らず、インドでお花を頂く機会が多いです。

 

 

案内放送もベルも無く列車は発車しました。

もちろん、乗客は当たり前の様に席でくつろいでいます。

デッキには折りたたみ式の椅子があります。

喫煙者用なのかスタッフ用なのかはわかりません。

駅構内では人々が普通に歩いています。 そればかりか動物までいます。

駅構内でやたらホーンを鳴らしているのは、こう言う事なのかと妙に納得。

発車直後から車内サービスが始まっています。

まず、ペットボトルの水が配られます。水の商品名は「rail neer」。 車内サービス専用の商品なのでしょう。

ちなみにボトルホルダーはご覧の通り。

テーブルの支えもシンプルな構造です。

水と一緒に小さな紙コップも配られました。

コーヒー、紅茶が5ルピー(約15円)だそうです。 安い!

このクラスは元々お茶のサービスがあるみたいです。

コーヒーを頼んだら、インスタントコーヒーの袋とポットに入ったお湯をくれました。

それに加えて、ウエハースとキャンディも全員に配られました。

コーヒーを頼んだのに、「TEA KIT」という紅茶セットも置いて行ってくれました。

さすが、紅茶の本場インド!

コーヒーを飲み終わるとすかさずコーンフレークと暖かいミルクのサービスです。

どうやら、これが朝食となる模様。

右下のオレンジ色の袋には食パンが2枚入っていました。

おかずはオムレツ。

インドでは宗教上 ベジタリアンが多いので、卵が入った料理が欲しい時は「ノンベジで」と言わなければなりません。

同行の上司と二人分のオムレツを頼んだつもりが、、先程お花を配っていたパーサーには、「ノンベジ」は通じたものの、私の英語力の低さのせいか、上司の分は何故か目玉焼きとなってしまいました・・・。

次回UP時は到着駅と復路の様子をお伝えします

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